「 Ｈｅｙ！ストップストップ～！
オレとアニキをお台場まで
乗せてってくれ！」

おかしな組み合わせの男が２人、
ヒッチハイクをしていた。

「すまない。もう２日も飲まず食わずで
歩き続けてきたんだ。
何か食べ物を分けてくれないか？」

「ヨシオの母です。我が家も見ての通り、
裕福ではないので『ふかしイモ』くらいしか
おすそ分けできませんが･･･」

「やりましたね！アニキ！」

「あ･･･イモ･･･ボクの夕飯･･･」
「おだまり、ヨシオ！
世の中、困った時はお互い様だよ！」

「ふー、とりあえずご馳走様したっと。
『ふかし芋』なんて所詮庶民の食いもん。
やっぱオレの口には合わねえや。」

「なんて失礼なヤツなんだ！
我が家の大事なイモを食っておいて！
イモはな、我が家の大事な主食そして
おやつなんだよ！このパワーを見ろ！」

「イモっ屁爆弾！」 ぶぶぶーバフ！！！